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LMC Draft Meister 2009


ラウンド 1: 増野 良輔(茨城) vs 鈴木 晋(福島)

Written by Daisuke Kawasaki

最新セット『ゼンディカー』発売翌週に開催されるこの LMC ドラフトマイスター。果たしてこの魔界都市千葉には、どのような財宝と冒険が待っているのか。

さてさて、魔界といえば、「魔王」三原 槙仁と「番人」三田村 和弥の二人のプロツアーチャンピオンが 2 枚看板として有名だが、なんというか、GP 遠征諸々の事情で、二人は今大会には参加していない。鬼の居ぬ間に、といってしまっては二人に失礼だが、まぁ、大体鬼みたいな者なので間違いではないだろう、とにかく鬼の居ぬ間にドラフトマイスターの称号を獲得しようと、この千葉市民会館に 55 人のプレインズウォーカーが『上陸』したのだ。

おっと、いけない。まだ一人、この魔界都市千葉には鬼が残っているではないか。

それが、昨年の「ミスター LMC」こと増野 良輔だ。

プレミアイベントでの戦績と言えば、グランプリ静岡トップ 8 で知られるが、この千葉限定でいうならば、前述のプロツアーチャンピオンふたりを圧倒する戦績を残している。

なにせ、「ミスター LMC」という称号も年間の LMC 勝利数で獲得したものであるし、このドラフトマイスターへの出場権利獲得数も 13 回とダントツでのトップだ。2 位の萩原 紀幸が 10 回であることを考えると、これがどれだけ圧倒的な戦績であるかご理解いただけるだろう。というわけで、Round 1 のフィーチャリングマッチには当然のごとく、増野が呼び出されたわけだ。

鈴木 「とんだとばっちりですね」

と語る対戦相手の鈴木 晋。だが、逆にここで増野を倒すというチャンスを与えられたと考えることもできるではないか!

千葉にもたらされたゼンディカーは、果たして増野の無敵伝説に 1 ページを書き加えるのか、それとも、鈴木に大金星を与えるのか。

Game 1

「ミスターLMC」増野 良輔
「ミスターLMC」増野 良輔

ダイスロールで先手は鈴木。

鈴木は 1 ターン目に《沼》をセット。そしてそれをタップすると……

増野 「吸血鬼?」

鈴木 「わかってらっしゃる」

と、《吸血鬼の裂断者》をキャストする。この環境ではメジャーなアーキタイプのひとつとして知られる吸血鬼、さすがは増野といったところか。

その後お互いに《沼》《森》とキャストし、同色だと言うことがわかったところで、3 ターン目に鈴木が《放牧の林鹿》、増野が 2/3 飛行接死絆魂というオーバースペッククリーチャー《吸血鬼の夜鷲》をキャスト。「はえぇ」と声を漏らしていた増野だったが、ホッと一息といったところか。

だが、ここで鈴木は、《吸血鬼の裂断者》《放牧の林鹿》の 2 体でアタック。

増野 「これは -2/-2 しかみえねぇ」

というものの、仕方なく《吸血鬼の夜鷲》《放牧の林鹿》をブロック。ここは予想通りの《見栄え損ない》

そのまま何もキャストできないまま、2/2 クリーチャー 2 枚の攻撃をくらい続ける増野だったが、6 ターン目の鈴木の攻撃、5 枚土地が揃ったところで《ベイロスの檻の罠》をキャストし、コンバットトリックでアドバンテージを奪い返す。

ここで鈴木が《沼》 3 枚での《精神ヘドロ》をキャストすると、増野も《沼》 4 枚での《精神ヘドロ》キャストで返し、鈴木の手札を空にする。

だが、ここでの鈴木のトップデックが《巨身化》

増野は《コブラの罠》をキャストするものの、この《巨身化》した《吸血鬼の裂断者》を止める術は無く、カードを片付けた。

鈴木 1-0 増野


Game 2

先手の増野が 2 ターン目にキャストした《血の求道者》をノータイムで《見栄え損ない》で除去する鈴木。

あまりに不審な動きをしながらも、《サラカーの匪賊》をキャストでクロックを用意した鈴木。返して、増野は《緑織りのドルイド》をキャストする。これにも即決で《見栄え損ない》をキャストする鈴木。

そして、鈴木は盤面に《吸血鬼の夜鷲》を追加。かなり厳しいクロックだが、ここはマナベースを整えようと 2 枚目の《緑織りのドルイド》をキャストする。

すると、ここにまたも《見栄え損ない》が!

Disfigure

増野 「3 枚目!?」

環境屈指のコンバットトリックであり、除去であるこのカードが 3 枚とは鈴木のデッキは相当強力なデッキに見える。

だが、増野も負けていない。《サラカーの匪賊》《ベイロスの檻の罠》で討ち取ると、《獣使いの昇天》でクエストを用意しつつ、こちらも 3 枚目の《緑織りのドルイド》をキャスト。

鈴木 「そちらも 3 枚目ですか…」

増野 「もう、いらないんだけどね…」

増野の言うとおり、増野の盤面は十分にクリーチャーが。一方の鈴木は土地が止まっており、《放牧の林鹿》をキャストするのみ。増野は《リバー・ボア》を追加すると、警戒にビートダウンを繰り返し、《獣使いの昇天》にカウンターを載せつづける。

《ベイロスの檻の罠》のトークンは《吸血鬼の夜鷲》で討ち取ったものの、《オラン=リーフの出家蜘蛛》も盤面に追加され、いよいよ増野の《獣使いの昇天》のカウンターがクエスト達成の 7 個を超えると、増野はゲーム勝利のクエストも達成することとなった。

鈴木 1-1 増野


Game 3

鈴木 晋
鈴木 晋

後手の増野がマリガン。

鈴木が《放牧の林鹿》、増野が《緑織りのドルイド》とキャストするが、《緑織りのドルイド》には当然の《見栄え損ない》

非常にがっかりながらも予想通りの展開の増野だが、なんと 4 ターン目に黒マナ 3 つという厳しい条件をクリアして、《マラキールの門番》をキャスト、《放牧の林鹿》は除去される。

ここで勢いに乗りたい増野は、《領地のベイロス》を盤面に追加するのだが、鈴木は《砕土》を間に挟んでの《忌まわしい最期》キャストで《領地のベイロス》を除去する。さらに森渡りの《ゼンディカーの彼方導き》をキャストする。

だが、増野は返しのターンにキッカーとして《マラキールの門番》をタップしての《血の貢ぎ物》

これによって、9 点のライフを失わせつつ、9 点のライフを獲得する増野。

だが、鈴木はあわてずに《精神ヘドロ》で増野の手札を 0 にすると、《吸血鬼の夜鷲》、そして 2 枚目の《ゼンディカーの彼方導き》とクロックをゆるめない。

手札に土地が上陸しっぱなしの増野に、対抗手段などあるはずも無かったのだった。

鈴木 2-1 増野

「ミスター LMC」を下し、鈴木が LMC の歴史に新たな一歩を踏み出した。

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