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LMC Draft Meister 2009


ラウンド 2: 菅谷 裕信(千葉) vs Eric Firestone(埼玉)

Written by Daisuke Kawasaki

Round 1 の冒頭でもお伝えしたように、この魔界都市千葉にはふたりのプロツアーチャンピオンが存在しており、そして、今大会には二人揃って欠席している。

ならば、今大会のレベルは低いのか、というと、それは大きな間違いというものだ。

なにせ、千葉には、プロツアーサンデー回数 4 回という日本屈指の記録を持つ有田 隆一(千葉)をはじめ、数多くの強豪がこの狭い会議室にひしめいている。だからこそ「魔界」と呼ばれているのだ。

そして、Round 2 でフィーチャリングするのも、そんなひとり。「魔界の貴公子」こと菅谷 裕信、グランプリ・マニラチャンピオンである。昨シーズンの千葉勢躍進の起爆剤となったひとりである菅谷の華麗なるデュエルをお届けしよう。

対戦するのは Eric Firestone(埼玉)。先日宮崎から埼玉にやってきたという Eric。果たして、魔界都市千葉にアメリカ流のマジックは通用するか。

Game 1

GP マニラチャンピオン 菅谷 裕信
GP マニラチャンピオン 菅谷 裕信

ダイスロールで先手は Eric。

1 ターン目に Eric は《森》を生け贄に捧げつつ、《鎌虎》を戦場に送り出す。デメリットが大きいとはいえ、この 3/2 被覆はかなりのダメージを稼ぎだしてくれる。

ハズだったのだが…返しの菅谷のアクションは《クラーケンの幼子》

Eric 「これはひどい…」

1 ターン目からの 0/4 クリーチャー登場に、おもわず愚痴をこぼす Eric。そして、そんな Eric に追い打ちをかけるかのように、菅谷は 2 ターン目に《光輝王の昇天》をキャスト。ダメージを受けないことがクエスト条件のこのカード。ガッチリ固まってる菅谷にとって最上の 2 ターン目だ。

さて、これはどうにもならないと、Eric は、《放牧の林鹿》、そして《オラン=リーフの出家蜘蛛》と盤面に追加していくのだが、《信頼おける山刀》によって、菅谷の守りはさらに堅くなる。《天空のアジサシ》《無謀な識者》と完全に盤面が固まると、ついに、《光輝王の昇天》の上にカウンターが 4 つのってしまい、クエストが達成されてしまう。

Eric も《ベイロスの林壊し》という強烈なクロックを用意するのだが、白マナ含む 2 マナごとに 4/4 飛行が出てきてしまう盤面になってしまっては、なすすべがない。

ライフもまだ 19 と余裕のある菅谷は、この《ベイロスの林壊し》のアタックを、トークンを生み出さずにスルーする。ここで Eric は菅谷のライフを確認、そして《砕土》をキャスト。すでに通常セットランドで上陸済だったこの獣は、《砕土》による追加の上陸で、一気に 16/16 というとんでもない化け物に育つ。

これでライフを一気に 3 まで詰められてしまった菅谷。一方の Eric は《放牧の林鹿》の能力で、一気にライフを回復している。

だが、白緑という色の不自由さ。Eric はこの最後の 3 点を詰められないまま、大量の天使トークンに蹂躙されてしまうのだった。

菅谷 1-0 Eric


Game 2

Eric Firestone
Eric Firestone

後手の菅谷がまたも 1 ターン目に MVP の《クラーケンの幼子》をキャスト、さらに 2 ターン目に《天空のアジサシ》をキャストと、打って変わって積極的な攻めを見せる。

対する Eric は、淡々と土地を並べ、3 ターン目に《砕土》。そして 5 マナ揃った 4 ターン目にもターンエンドと不穏な動き。あまりに動きの無い Eric をいぶかしむ菅谷ではあったが、ここは攻め手を崩さず《生きている津波》をキャストする。

この 4/4 飛行には《未達への旅》で退場いただき、《カザンドゥの刃の達人》をキャストする。2 マナ 2/2 先制攻撃警戒というハイスペックも 0/4 の前では意味をなさない。菅谷の《クラーケンの幼子》は本当に強い。菅谷は《天空のアジサシ》《クラーケンの幼子》をさらに追加する。

Eric は攻め手にまわるべく、まずは《オラン=リーフの出家蜘蛛》をキッカーでキャストして《天空のアジサシ》を 1 体除去し、さらに菅谷のクロックを押しとどめ、さらに《ベイロスの林壊し》をキャストする。

だが、この《ベイロスの林壊し》、容易に《落とし穴の罠》にひっかかってしまい、盤面に影響を与えられない。いかんせん、2 枚の《クラーケンの幼子》のせいで、なかなか攻めきれない Eric。ここで秘密兵器の《変わり樹のレインジャー》をキャストする。

なんとか頭数を確保した Eric は、さらに《放牧の林鹿》を追加し、《輝刃の探索》を追加する。こうなってしまうと、《天空のアジサシ》の飛行以外ブロックできないデメリットが厳しくなる。

クエスト達成済の《輝刃の探索》《放牧の林鹿》を強化し、一気にクロックを増加。菅谷は《信頼おける山刀》を装備した《天空のアジサシ》でダメージを積み重ねるが、《放牧の林鹿》の上陸による回復が効いている。

ここで菅谷は盤面をさらに膠着させる切札として《マーフォークの海忍び》をキャストする。

この、飛行以外は 3 マナで封じ込める万能クリーチャーが登場したことで、菅谷は辛くもダメージレースを制したのだった。

菅谷 2-0 Eric

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